ファンレターの書き方と出した方が良い理由

初めまして、rizineと申します。

 

皆様はファンレターを書いたことはありますか?

ネットが普及した昨今では文字を書く機会さえ減ってきましたね。

私も普段ペンを手に取ることがほとんどありませんが、唯一ペンを手にする理由がファンレターを書くためです。主に漫画家さんや声優さんにファンレターを書いています。

ファンレターを書いた事が無いという方、書くのを躊躇っている方への後押しになればと思っています。

是非ファンレターを書いて送ってみて下さい。

 

 

ファンレターを出した方が良い理由

なぜファンレターを書くのか?

私の場合は漫画家さんや声優さんにファンレターを出す事が多いです。

なぜ出すかと言うと、やっぱり応援したいから。

ファンレターを出さなくても応援は出来ます。が、ファンレターを出す事でこの漫画家、この声優は人気があると編集部や事務所に気付いて貰えるからです。

ファンレターを書いて送るほど熱心なファンがいるという事実がそこに生まれるからです。

以前、とある漫画家さんにファンレターを何度か送ったところ、ご丁寧にお返事と共に絵とサインが送られてきました。もちろんお返事やサインが欲しいとお願いしたりなどしていません。週刊連載でかなりお忙しく、1000万部以上&アニメ化もされた作品なのに掲載が青年誌ということもあってなのか届くファンレターがかなり少ないそうです。

読者アンケートや感想メールも応援としては同じだとは思うのですが、今ファンレターが少ないからこそインパクトがあると思います。

 

その他にも推しへ気持ちを伝えるため、感想を送りたい、返事が欲しい、色々な理由があると思います。

正直言ってしまうとファンレターを送る理由は自由です。何でもOK。

私もそんな気持ちで以前はゆるゆると書いて出していました。

 

なぜ「以前は」なのか?

それはファンレターを出したかった方が亡くなってしまったからです。

書きかけのファンレターの下書きを書こうと思った数日後でした。突然の訃報に1週間程、気持ちの整理がつきませんでした。

ファンレターを出したかったその方はとある作品がきっかけでファンになりました。その作品は10年以上も前の作品で、ファンレターを送るチャンスは何年もありました。

書き綴った感謝の気持ち、伝えたかったことが今も下書きとしてメモに残ったままです。

その方が亡くなってもうすぐ1年が経ちますが、感謝を伝えられなかった事を未だに後悔しています。

 

「推しは推せる時に推せ」、この言葉を聞く度に私はその方を思い出します。

ファンレターを書こうか迷っている人、絶対に書いて出した方が良いです。

私のファンレターを出したかった方は亡くなってしまいましたが、それ以外でも引退などの色々な理由で想いを伝える機会が消えてしまう可能性もあります。

機会を逃して後悔だけはしないで欲しいです。

 

 

 

ファンレターの書き方

手順は全部で5つ

①レターセット・切手を用意する。

②伝えたい内容を整理する。

③出来た文章を校正(確認)する。

④清書

⑤郵送する準備

あくまで一例として参考になれば幸いです。

 

 

 

①レターセット・切手を用意する。

まずはレターセットを用意しましょう。

アイドルやキャラクターならメンバーカラーやイメージに合ったもの等が良いでしょう。

俳優や作家なら作品のイメージに合わせるのも良いでしょう。

もちろん、普通の茶封筒やハガキでもなんら問題ありません。字を書くことが苦手ならパソコンで文字を打ち印刷したものを封筒に入れるのも良いと思います。

とにかく先に準備して自分を逃げられないようにしましょう。

 

 

②伝えたい内容を整理する。

いきなり書き出しても問題ありませんが、間違ってしまったり書き直したりすると大変なので伝えたい事を先にまとめておくとスムーズです。

便箋3枚くらいを目安に、多くても便箋5枚くらいに入るよう予想してまとめましょう。

私の場合はパソコンのWordやスマホのメモ機能で書き出していきます。修正のしやすさや文字の間違いが見つけやすいという事と、印刷して保管すれば過去にどういう内容を送ったか見返す事が出来る為です。

 

漫画家さんへ送るファンレターを例に出すと↓

・挨拶

・作品の感想(作品のどんなところが好きか、どのキャラが好きか等)

・次回を楽しみにしていること

・作者の健康と活躍を願う結びの言葉

 

伝えたい事を書き出していって文章を作っていきます。

初めてファンレターを送る場合の挨拶は、「初めまして、○○(相手のお名前や作品名)のファンの○○(自分の名前)と申します。」

2回目の以降は「こんにちは。以前もお手紙を書かせていただきました。」くらい簡潔に書いています。毎回名乗っても問題ないと思いますが、私は文章が長くなってしまうため名乗るのは初回だけにしています。

ファンレターを受け取られる方は忙しい中、読んで下さっていることがほとんどだと思います。ですので私は挨拶の後に必ず「読んでいただきありがとうございます。」の一文を入れています。

 

例で言う作品の感想にあたる内容部分で気を付ける事は、ダメ出しやマイナスな事を絶対に書かないことです。こればっかりは難しい問題で、「ダメ出しが欲しい」と公言している方でもない限りやめた方が良いです。

ファンレターは大抵の場合、スタッフさんやマネージャーさんや編集者さんなど第三者が中身を確認しています。その為貰って悲しくなるような手紙は間引かれる可能性が高いです。

せっかくファンレターを出してもご本人にまで届かないのでは切ないので、貰って嬉しい内容を心掛けて自由に感想や感謝の気持ちを書きましょう。

 

大まかな文章が書けたら結びの一文を入れましょう。

これからの活躍を楽しみにしています、ずっとファンです、お身体に気を付けて活動して下さい、など自由に書きましょう。ファンレターを出す季節に合わせて結びの挨拶を書くのもいいと思います。

結びの一文を書けたら、最後に日付と名前を書いておきましょう。

20××年××月××日 ○○(自分の名前)

書かなくても問題ありませんが、各送り先の方針により住所の書かれた封筒は渡さず中身の便箋だけをご本人に渡すという事も有り得るので名前を書いておくと誰からの手紙なのか分かりやすく良いと思います。

 

 

③出来た文章を校正(確認)する。

出来上がった文章は最低でも2回は確認して下さい

・お名前に間違いはないか

・漢字は合っているか

・自分語りが多すぎないか

・マイナスな意味に捉えられないか

・失礼な事を書いていないか

私はいつもこれらに気を付けて確認しています。

間違いがあったらこの段階で修正し、完璧な状態で清書に移りましょう。

 

 

④清書

見やすいペン(色や太さ)で書きましょう。フリクションなど熱で消えるペンや薄い鉛筆は避けた方が良いです。黒や紺や青が読みやすいとされているのでそこから選ぶのも手です。便箋の色も考慮して見やすいペンを選びましょう。

 

手書きの場合はとにかく丁寧に書くことを心掛けて清書に臨みます。

くせ字や小さすぎる文字では読みにくいのでとにかく丁寧に読みやすいサイズで書きます。

心配なら鉛筆で薄く下書きしペンで清書した後、乾かしてから下書きを消しましょう。

文字に自信がないのなら上で言ったようにパソコンで文字を打ちプリントしたものを送るのも良いと思います。

 

 

⑤郵送する準備

本文の清書が書き終わったら、郵送の準備をして下さい。

ファンレターの送り先を調べて封筒にしっかりと書きましょう。

○○事務所御中○○様

○○編集部気付○○先生など丁寧に書きましょう。

私は出来る限り晴れの日にファンレターを出していますが、郵送中に雨で濡れる可能性もあります。濡れても読めるように油性のボールペンやマジックペン等で宛先はしっかりと書いています。

封筒に宛先をかいたらリターンアドレス(自分の住所)も必ず書きましょう

可能性は低いですが何らかの理由で郵便物が届かない郵送事故が起こる可能性があります。その際にリターンアドレスがあれば宛先に届かなくても自分の元に戻ってくる場合があるので、必ずリターンアドレスは書いておきましょう。

全て書き終わったら封をします。その際はのり付をしっかりと気をつけましょう。

封が甘かったり、のりをよく乾かさずに出してしまったら封筒から中身が出てしまう可能性があります。

液体のりだと紙が波打ったり乾かす時間がかかったり、スティックのりだと粘着が弱かったりするので私はテープのりを使用しています。

また、これは自説なのですが封やデコレーションにマスキングテープを使うのはやめた方が良いと思います。マスキングテープは粘着力が弱く剥がれてしまいます。剥がれて手紙が紛失してしまうだけならまだ良いですが、他の郵便物にくっついて巻き込んでしまう可能性があるのでやめましょう。

せっかく書いたファンレターが他の郵便物に巻き込まれて紛失されたら嫌ですよね。逆に誰かの大切な郵便物を巻き込むのも嫌ですよね。

デコレーションや封はしっかりと粘着力のあるものでしましょう。

 

封まで終わったら郵送料金を調べ、切手を貼りましょう。

郵便局やコンビニなどで切手が売っているのでお近くの場所で手に入れてください。

料金が分からない場合は郵便局の郵便窓口で測ってもらい料金を直接支払うと料金不足などのトラブルが避けられます。

 

切手が貼れたら郵便窓口以外の方はポストに投函すれば大丈夫です。

 

最後に

この記事がファンレターを書くためのお力になれたら幸いです。

出したファンレターはきっと推しのための力になります。ガンガン出しましょう!

後悔のないファンレターライフを!